鬱と向き合う
鬱になってしまった
その事実からは逃れられません。
では「うつ病」になってしまったらどうすれば良いのか?
それについて考えて行きたいと思います。
まず伝えたい事、
「何で解ってくれないんだ?」
その様に考えては駄目です。
前の記事で書いた通り、100%解る人はいません。
前回では周りの方がどう接していけば良いのかを書きました。
では「うつ病」となってしまった本人はどうすれば良いのか、どのように向き合っていけば良いのか、私が経験した中でどう感じていたのかを伝えたいと思います。
「うつ病」とは、周りの方の補助を受けづらい病気です。
「根性がない」その一言で片づけられることが多いからです。
必ず一度は言われたことがあるでしょう、それは何故でしょうか?
「周りの人間も同じ環境で働いている」と言う理由から言われる事が多い様です。
私自身もお医者さんによく言われていました。
うつ病で1年半ほど病気休暇で休んだ後、リワークを得て復職を果たしましたが、職場環境は変わる事はありませんでした。
その為、すぐに同じ鬱状態に陥るのです。
突然ですが、「うつ病」の方や支えている方に質問です。
今、掛かっている病院は信頼できていますか?
私の掛かっていたお医者さんは、会社と病院が提携していて決められた曜日に会社の方に来て診断してくれると言う形で診察を受けていました。
「○○が辛いんです」私が伝えます。
すると「○○が辛いと言う意見はよく聞くね、でも周りの人も同じ環境で頑張ってるんだろ?じゃあ頑張らなきゃ」、殆どこのやり取りで終わります。
その言葉、「うつ病」の方を追い詰めているだけだと気付きませんか?
「○○のせいであの人も「うつ病」になってたな。最近多いんだよな。」
医者が笑って言う事でしょうか?
会社側に意見が言えないのは解っています。前回の産業医の方は会社側に意見をしたら飛ばされる事となったと本人から聞きました。
患者を護りたいのか、会社に従いたいのか一目瞭然ですよね。
「休まない様にしなきゃだめだぞ」この言葉も毎回聞きます。
追い込んでいるだけだと気付いてください。
私は伝えたい「休みたくなくても心が限界なんです」休まない様にしなきゃダメではなく、どうしたら休まずに済むのか、その答えを求めている事を知ってほしかった。
「うつ病」の方に伝えたい事、覚えていて欲しい事
「あなたの苦しみを解ってくれる人など居ません」
私はあなたの苦しみを知っています、そのように言う方には注意してください。
信じすぎると必ず痛い目を見ます。
一度でも「解ってくれると思ったのに、何で解ってくれないんだ」
そう感じてしまうと、家族でも信じられなくなります。
100%の信頼を持つ人を作らないようにしてください。
あなたの事を必死に考えて支えている家族でもズレは必ずあります。
必死に病気と一緒に向き合ってくれている人ですらすれ違うのですから、お医者さんを信じ切る事が正解とは思えません。
精神疾患とは、外傷があるわけでもありません。レントゲンで目視できる様なものでもありません。医者の経験と知識、その時の気分次第でどの様にも出来る病気だという事を自覚してください。
以前、7人の医者の意見がすべて違ったという事をお伝えしたと思います。
同じ検査で全員違う意見だった、検査では数値で表させる項目もあった筈です。
それでも同じような意見では無かった。この事実から一人のお医者さんを100%信じて良いのか疑問に思えてきませんか?
何が正解なのか解らないですよね。
「うつ病」になるとまともに仕事が出来ません、ですので金銭面に深刻な問題が発生してしまいます。その事から医者を変えると言う事が困難になるという事は解ります。
しかし、一人だけに聞き続けるのは危険の様な気がします。
もしも出来る事なら、他のお医者さんの意見も参考にして頂きたい。
無責任な事を伝えてしまって本当にごめんなさい。
でも、私は後悔しました、たからどうしても伝えておきたいのです。
支えながら頑張っている優しい方、そして鬱と向き合いながら必死に頑張っている方、私から聞きたい事があります。出来れば一度考えてみてください。
あなたは、
生きる為に仕事をしているんですか?
それとも、
仕事をするために生きているのですか?
疲れ切って休日は何もしたくない。
仕事から帰って来ても疲れて何もしたくない。
あなたの生きる目標を今一度見詰めなおしてみてください。
もしも、「なぜ生きているんだろう?」そう感じてしまったのなら、怖がらずに大切な人と話し合ってみてください。
ゆっくりと、ゆっくりとあなたの話をしてみてください。
聞いている方は、しっかりと最後まで聞いてあげてください。
途中で話しかけずに、最後までしっかり聞いてあげてください。
ここで間違えると、2度と話を聞けなくなる危険性があります。
私は2度失敗してしまい今を生きていますが、もしも失敗していなければこの記事を書く事すらできなかったことでしょう。
「うつ病」のあなたは、ゆっくりと話をしてください。
「支える」あなたは、しっかりと聞いてあげてください。
ずっと抱え込んでいた筈の自分の辛さを全て話そうとしている時、「うつ病」となった方は「もう限界」の時だという事を知っていて下さい、お願いします。
|