鬱と向き合う、時に仕事を辞める勇気も

実体験を元に鬱の人、支える人の注意点を伝えたいと思います。

リワーク、復職に向けて

こんにちわ、アナザーです。

 

今回は私も実際に行った復職支援プログラムについてご紹介します。

皆さんは「リワーク」と言う言葉をご存知ですか?

「リワーク」とは、うつ病等の精神疾患で休職した方が現場復帰を目指して行う「トレーニング」の事です。

[return to work](リターン トゥ ワーク)

略語で「リワーク」となります。

仕事に戻る事を目的としたリハビリと言った所でしょう。

リワークには3種類あります、軽く紹介しますね。

 

①医療リワーク

医療機関で実施される。

医学的リハビリテーションで行われ、健康保険体制や自立支援医療制度を利用可能。

多職種の医療専門職の元治療が出来る半面お金が掛かる。

料金についてはバラつきがある。

 

健康保険適用で3割負担

一日約2500円前後

自立支援医療制度利用で1割負担

一日約 800円前後

となり、平均期間が3ヶ月~12ヶ月位とされています。

 

上記の金額はあくまでも参考程度にしておいてください。

精神疾患の状態、医療機関により金額の誤差が生じますので、実際に聞いた方が良いかもしれません。

世帯収入でも変わって来る事もありますので、、、

 

②職リハリワーク私が行ったリワーク

障碍者職業センターは独立法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営をしていて、公的機関となっていますので、費用はなんと無料です。

無料だけあって人気がかなり高く、数ヶ月待たなくては利用できません。

休職残数をしっかりと把握していないと面倒なことになるかもしれません。

都道府県に1カ所程度しか無かった筈です。

ですので、近隣にあるとは限らず少し遠出になるかもしれません。

無料なのは魅力ですが、公的機関で医療専門医が居る訳ではないのであしからず。残念なことに公務員の方は利用不可となっています。

利用期間も決められており、症状に関わらず利用可能期間が過ぎればリワークプログラムは終了となります。

 

*リワークに実際行ってみた感想

私が行ったリワーク施設は結構ドライでした。

治療と言うよりも業務感が強かった印象ですね。

私がリワークを利用して1ヶ月の事です。

一人の女性は症状が回復していない状態で期間を終了しました。

明日で終わりを迎える時、初めて声を掛けてみました。

「明日からどうすればいいか解らない、それが一番怖いです。」

そう言っていた事が印象に残っています。

 

③企業内リワーク

企業側が休職者に対し本当に現場復帰できるのかを見極めるために設置した制度。

医者が復職可能としても企業側が求めるなら精神疾患状態に関わらず受けなければならないリワークとなります。

基本的には無料らしいのですが、企業によっては利用料が発生する所もあるみたいです。各企業次第ですので、まずは所属企業に相談する必要があります。

一度確認してみましょう。

 

3種類のリワーク制度を上げてみましたが、昼食や交通費は基本的に自己負担です。

あまり遠くの施設を利用しようとすると結構な支払が発生しますので、しっかりと計算して決めてくださいね。

就労移行支援事業所に通うときは交通費補助制度がある場合もあります。

そのあたりも確認しておくと良いでしょう。

無理なく通えるリワーク施設を探し出しましょう。

 

次回からは実際にリワークで行ったプログラムについて、少しづつご紹介していこうと思っています。

うつ病」は大変な病気です。

他の病気の様に、明確な完治はありません。

再発もしやすい病気です。

私と一緒に「うつ病」と向かっていきましょう。

いつでも応援しています。