鬱と向き合う、時に仕事を辞める勇気も

実体験を元に鬱の人、支える人の注意点を伝えたいと思います。

接し方を学ぶ

大切なのは「入り方」!

周りはどう接していけばいいのか

その事について伝えてみたいと思います。

 

大切な人が「うつ病」になってしまった、やってはいけない事とは?

大切な人が病気になってしまった時、あなたならどうしますか?

きっと必死に支えようとして下さる事でしょう。

風邪だったら、「今日はお風呂止めた方が良いよ?」「ご飯は食べれる?」「どんなご飯が食べたい?」「病院に行く?」様々なサポート方法があり、献身的な介護をしてくれると思います。

しかし、「うつ病」ではそれをしてはいけないのです。

前回の記事で、「思考の海に呑まれている」と書かせて頂きました。

うつ状態」の方に質問をしてはいけないのではないか?私はそう思います。

実際に、私も「うつ状態」に陥り家族に心配を掛けてしまいました。

地元の県内で有名な精神病院にも通わせて頂きました。

しかし、「入り方」を間違えると、取り返しのつかない事となります。

大切な事だと思いますので、気を付けて頂きたいと思います。

「入り方」と書かせて頂きましたが、その日その日での「うつ状態」の方と接する時の「入り方」ですので、今までサポートを続けてきた方もご安心ください。

では、具体的にどう接していけば良いのかをお伝えしたいと思います。

 

まず大事なことは、「状態を把握」する事です。

状態を知る為の方法の一つとして、

「眼を見る事」が挙げられます。

鬱を持つ方は感情の起伏が非常に激しく、著しく変化します。

大げさではなく、楽しそうに話していた瞬間、突然表情が消えるのです。

笑顔だった筈なのに、顔を逸らして戻したら表情が無くなっていた。

そんな状態に陥ってる場合があります。

1時間、、、30分、、、5分?

下手すると1分、1秒で表情が変化します。

そんな方に毎日同じように接していては、どこかで地雷を踏んでしまうでしょう。

うつ病」を支えるという事はそう言う事です。

1秒、1秒、状態を確認しながら接する。

あなたには出来ますか?

さらに厄介な事は、「傷つかない為に演技をする」事があるのです。

病院で辛い事を伝えたとしましょう、その時に

「ただサボりたいだけでしょう?」

そう言われたと想像してください。

どれだけ辛かったか、

毎日の体の異常、酷いめまい

どうしても仕事に行けない心情、

自分なりに伝えようと努力します。

助けて欲しいから、、、

しかし、「うつ病」の私は思考が既に渋滞を起こしていて、上手く説明など出来ません。それでも伝えようと工夫して紙に箇条書きで書いてみたりと何とか伝えようとします。必死になって、辛い気持ちを押し殺して、どうして鬱になったかを考えて伝えようとします。そんな思いをしてまで頑張った人に対して、冷たい言葉が飛んできた。

その様な経験をした人は、次回から必ず「演技」をします。

それは自己防衛本能と呼んで良いのでは無いでしょうか?

自分の心を護る為、辛くても無意識に口角が上がるのです。

「平気だよ」と必死に自分を、周りを偽り続けます。

自分が傷つくだけじゃない、自分が辛いと知られてしまうと「支えている家族」も辛いんだって事を理解しているから、必死に演技をするんです。

しっかり眼を見てあげてください。

恐らく死んだ眼をしているでしょう、、、

 

こんにちわ、アナザーです。

うつ病」で一番の悩みと言えば「疲労感」です。

少しでも疲れをいやす為「質の良い睡眠」と手に入れましょう。

出来れば病院で睡眠導入剤を貰うのが良いと思いますが、病院に行くのが苦手、怖いと思っている方も多いと思います。まずは「睡眠」と言う事に重点を置いて疲れを癒す事に取り組んで観て下さい。↓

 

そんな病気、どうしようもないじゃないか。

隠しているんじゃ解らない、どうすればいいんだ?

そう思う方もいる事でしょう。

でもその考え方は間違いです。

どうしようもない状態、

それが「うつ病」なのです

では周りの人はどうすればいいか?

正解はありませんが支える方法はあります。

それが「状態を把握する」事に繋がるのです。

うつ状態」の時は眼を見ればある程度解ります。

まずは「うつ状態」の時と「正常」の時、その変化を把握してください。

そして「複数の答えがある質問」で聞く事は絶対にやめてください。

「今日は何が食べたい?」と言う質問を、

「今日は○○が美味しいから○○で良いかな?」

に変えてみて下さい。

 

「今日は何が食べたい?」この質問に対して「うつ病」の人は考えます。

どの答えが正解なのか?と。

質問をした人の真意を考え、最近食べた物、好きだと言っていた物を考えます。

「質問した人は今何が食べたいと思っているのか?」そこを追求しようとします。

考えた末に「○○が良い」と答えたとしましょう。

鬱の人は目の前の人の微妙な変化を見逃しません、少しでも躊躇いが見えると、「これは不正解だ」と考え、不正解の答えを導き出した自分を異常な程、責めてしまいます。

では「○○が美味しいから○○にしない?」と言う質問ならどうでしょうか。

この質問には既に「答え」が出ています。

ですので安心して答えられる事でしょう。

ここで得られる安心これこそが周囲の人が支えるべきポイントとなります。

うつ病」は日々、不安と戦っています。

家族を守る為にはどうすれば良いのか?

仕事に行きたくないけど行かなければいけない。

仕事にいっても必要とされない。

虐められる、逃げ出したい。

仕事を辞めると家族が路頭に迷う。

親になんて言われるか解らない。

そんな風に不安の嵐の中で苦しんでいる大切な人に安心を与えてあげて下さい。

それだけで救われた気持ちになるはずです。

 

支えて下さっている方にお聞きします。

うつ病」の人にいくつ質問をしましたか?

その答えについてあなたはどんな反応をしましたか?

ゆっくりと考えてあげてください。

急いでは駄目です、ゆっくりと考えてあげてください。

質問の仕方を変えるだけで苦しんでいるあなたの大切な人は、安心と言う幸せを感じる事が出来るのです。