鬱と向き合う、時に仕事を辞める勇気も

実体験を元に鬱の人、支える人の注意点を伝えたいと思います。

鬱の人を殺すのは中途半端な正義

こんにちわ、アナザーです。

今回お伝えしたい事は、

「自殺」についてです。

自殺と聞いて皆さんはどのような感情が沸き起こったでしょうか?

  • 自殺するくらいならもっと頑張れ
  • どうせ死にっこない
  • 死ぬっていう奴ほど死なない

様々な意見があると思います。

嫌悪感を抱いたり、否定的な意見が多いでしょう。

そこに関しては当然の事だと思います。

ですので、この先の記事はあまりお勧めできない物となっている可能性があります。

「周りに死にたいと言っている人がいる」

「実際に自分が死にたい」

その様な方は是非読んでいただきたいのですが、否定的な方は読まない方が良いかもしれません。

しかし、「うつ」で自殺したいと仄めかしている人の中には私のように本当に実行してしまう危険性があるという事を伝えたいので最後まで書きたいと思います。

誠に申し訳ありません。

 

死ぬという事はとても嫌なことです、人はその内必ず死ぬのにわざわざ自分で死ぬこともないだろう?

確かにその通りです。

しかし実際に追い込まれたとき私は思いました。

自殺とは本当に自分で決めて死んでいるのか?

死ななくてはならない状況に追い込まれているだけなのではないでしょうか?

 

 こんにちわ、アナザーです。

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読んで観ましたが「ほほぅ~」っと感心する内容となっていました、鬱を知ると言うきっかけになれば良いかなと思います。是非読んで観て下さい。

私は2回、自殺に失敗しました。

1度目は睡眠導入剤を大量摂取し腕を切って風呂に溜めたお湯に浸かるつもりでした。

その状態に至るには、何度も何度も苦しんで「死ぬ覚悟があるなら何でも出来るだろう」と自分を奮起して仕事を熟してきましたが、遂に限界を超えたのでしょう。

支えてくれていた妻も家庭の問題で限界を超え、私自身も余裕がなくなったタイミングで喧嘩をしてしまいました。私の償いきれない過去の過ちについて言われ、私のすべてが崩れ落ちました。

自殺の決行は凄くスムーズでした、「死のう、もう生きている価値がない」と思えた瞬間から体が勝手に動き出す感じです。

しかし何も考えられなくなった私は順番を間違えてしまったのです。

先に腕を切っておけばよかったのに睡眠導入剤を飲み始めてしまいました。

その数約40錠弱、飲むのに少し時間が掛かってしまった為に、包丁を取りに行くときに倒れ意識を失くしてしまいました。

 

2回目は樹海に向かう途中でした。

会社に向かう様に見せかけて家を出たのが失敗でした。

携帯電話も鞄に入っていたのです。

予想より早く遺書が見つかり、妻から何度も連絡が入りました。

電源を切ろうとした瞬間、LINEのメッセージが目に入ってしまい思い留まってしまったのです。

 

どうですか?私の行動は愚かだと思いませんか?

どちらも自殺を実行に移したことは同じです。

会社で苦しんでいたことも「うつ病」だったことも同じです、しかしよく読んでみると1回目と2回目では明確な違いがあります。

  • 1回目=味方が居なくなったと思い死のうとした
  • 2回目=味方が居たのに死のうとした

1回目は「贖罪」の気持ちが大きく、愛している妻への申し訳なさがトリガーとなりました。

実行に移ったのは一瞬です。

では2回目はどうでしょう?

「恨み」のみがトリガーとなり実行した。

では、何故死のうとしたのか?

答えは簡単です、会社で受けた「暴言」「誹謗中傷」でボロボロの所に「笑われる」と言うトドメを受けたからです。

死ぬまでには様々な葛藤がありました。

その時は実際に死ぬまでの工程は長く設定されていました。 

「自分が自殺しようとした事は絶対に言うな」

以前、そのように伝えたと思います。

私は味方だと思っている人や友人についこぼしてしまう事がありました。

その言葉を聞いた人は必ず言います。

  • 死ぬなんて考えちゃだめだ
  • 親が悲しむ
  • 死ぬ気になれば何でも出来る
  • 苦しいなら何か力になるよ

気付いてください、殆どの意見は自殺しようとした本人の事を気に掛けていない様に聞こえているという事に。

そして、最後の「苦しいなら何か力になるよ?」この言葉が一番人を殺しかねないという事に気付いて欲しいのです。

「力になる」そのように言った方は実際に何をしてくれたのでしょうか?本当に力を貸してくれたのならば「自殺」に踏み切ったのでしょうか?

中途半端な正義感は誹謗中傷よりも人を傷つけてしまうのです。

「何も言わないから解らないよ」、確かにその通りですが何も言われなかったという事は「話せなかった」何かがあるのでしょう。

うつ病」を経験していない方が「話を全て聞く」という事は難しいのかもしれません。

以前も書きましたが、話の途中で何かの意見を言う方には何も話せませんし、自分の価値観で物事を話し解決策を見出そうとする方にも話そうとは思えません。

面倒くさいと思う気持ちは解りますし、病気のせいにして言い訳しているだけだという方の意見も痛い程よくわかります。

私も「うつ病」になる前は、自分の価値観で「死ぬ気になれば何でも出来るんじゃない?」と考えていた一人なのですから。

 

 こんにちわ、アナザーです。

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一番の加害者は社会であり会社、上司、同僚と言った外部の人間でしょう。

しかし、実際にトリガーを持っているのは、

「支えている側」だったんじゃないか?

私はそう思えてならないのです。

もしも本当に「助けてあげる」と言うのであれば、365日相手の目を見て話を聞いてあげて、ずっと味方であり続けて下さい。

しかし実際はそんな事は無理でしょう、、、

自分の生活もあるでしょうし、やりたい事もやらなきゃいけない事もあるでしょう。そんな時に「うつ病」の人にいちいち付き合ってられないと思います。

自分で言うのもなんですが、面倒だと思います。

何がきっかけで落ち込むのか「うつ病」患者本人ですら解らないのですから。

でも少しでも話しかけてくるという事であれば、その方はあなたの事を「味方」と認識している証拠です。

もしもそこで面倒だという態度を見せれば大事な事は話さなくなるでしょう。

ならばどうすれば良いのか、、、

 

どの程度の距離感が良いか、1~10段階で考えてみましょう。1は無関心、10は常に味方であり続けるとしてみます。

私の経験から考えてみると、干渉度2~3か8~9辺りが理想だと思います。

 

・干渉度2~3

適度な距離を保ちつつも、落ち込んでいそうなら話を聞いてあげるだけ。決して解決策を自分から言わない。聞かれた時だけ教えてあげる。

 

・干渉度4~6

辛そうだと声をかけて話を聞く、問題に対しての解決策を提示してやってみてと促す。

現在困っていることや悩みを聞いて、自分の経験でこうしたら良いよ、こうしたら解決出来たよと教えてあげる。

 

・干渉度8~9

出来るだけ毎日目を見て話を聞いてあげる、解決策の意見ではなく一緒に実行・行動してあげる。

 

解決策について、本人に実行させるのではなく出来るだけ一緒にやってあげて下さい。意見だけだと「中途半端」になってしまいます。

大事なのは「うつ病」の人に寄り添い、一緒に行動してあげる事、問題を一緒に解決してあげる事です。

うつ状態」では殆どの問題を解決する事など出来ません。そして中途半端に仕事をして「この人には向かない仕事だった」等と言われれば「殺す」か「死にたい」のどちらかしか浮かばないでしょう。

本当に味方になるのであれば、中途半端に手を出すのではなく一緒に行動・解決まで付き合ってあげてください。

そして「うつ病」の方はそんな味方を探してください。

絶対に、意見は言うけど何もしない人を味方だと認識しないようにして下さい。

中途半端な距離感の味方が持つトリガーで、あなたが殺されてしまうかもしれません。

自身が「うつ病」となり妻の支えを受けつつ生きている現在、人を助けるという事はとても大変な事だと私は知りました。

妻には感謝しかありません。

いつか幸せにしてあげたい、そう願っています。

 

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